プラド美術館所蔵
「カルロス4世とその家族(ゴヤ作)」部分
1819年に開館したプラド美術館は、ヨーロッパ三大美術館の一つと言われます。ペインの三大巨匠 ゴヤ・ベラスケス・エルグレコなどの絵画を中心に、約3万点を所蔵しています。
写真の絵は、当時 主席宮廷画家であったゴヤの作。画面中央の女性が王妃、右手には国王カルロス4世が。カルロス4世はスペイン・ブルボン朝の最後の王。一見普通の宮廷肖像画にみえますが、仔細にみると、いかにも無能そうなカルロス4世の風貌や、狡猾で底意地の悪そうな夫人の表情などには、ゴヤの精一杯の風刺が感じられる絵。このような当時の王家の印象をゴヤは表現しています。絵の中には、画家自身も描かれていますが、当時はサインの代わりに画の中に画家自身を入れ込むことが主流だったそうです。 |